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サンタクルスで出産した話 出産編

体験談・口コミ

サンタクルス夙川で女の子を出産しました。

出産は辛いこともうれしいことも両方あり本当に大切な思い出です。これから出産を迎える人やサンタクルスでの出産を考えている人の参考になればうれしいです。

 

出産編 陣痛の始まり

その日は午前中に妊婦検診に行きました。出産予定日前日。

受診前に検尿を提出しようとしたらおしるしがあり!先生からももうすぐかも…との診断でした。ビショップスコア4点 約3200gとのこと。

午後帰ってからゴロゴロしていると不規則な腹痛があり、もしかしていよいよ…?と怖くなりました。強めの生理痛のような痛みですが、規則性はありません。

 

22時ごろ

前駆陣痛とは違う種類の痛みが来たので陣痛カウント開始。(アプリ使用)3~5分間隔。

 

24時ごろ

不安だったので電話して病院に来ました。子宮口1cm、後ろ向きで助産師さん曰くまだまだとのことでしっかり寝るように伝えられました。

明日の夕方ぐらいに生まれるといいねと。この痛さで寝れる人いる…?と思いましたがひたすら夜中は痛みに耐えました。

もちろん一睡もできませんでした。

出産予定日当日

4時

助産師さんがLDL室に来てくれました。

子宮口3cm今日の夕方までの分娩は無理かもとのこと。

じゃあいつまで?と痛みに取り乱しそうになるも助産師さんの前ではおさえました。

この話の後も一人ぼっちで痛みに耐えるのみ。

2~3分間隔の痛みが続くきました。

 

7時40分

子宮口4cm 忙しそうで一人ぼっちなことが辛かったので、夫はいつ呼べますか?と聞くと8cmになったらとのこと。

絶望感でいっぱいになりました。

とてもおいしそうな朝ごはんが出ましたがほぼ食べられませんでした。

 

10時40分

ナースコールで助産師さんを呼び、子宮口を見てもらうと5cmでまだ赤ちゃんは上のほうにいるとのことでした。絶望。

昼ごはんが来ましたが痛みと疲労で全く食べられず。

もったいないことをしました。

 

15時20分

子宮口5~6cmぐらい。

午後の助産師さんは若いけど頼れるいい人で時々様子を見に来て歩いたほうがいいとかアドバイス下さったり、温かいタオルを持ってきてくれました。

けど痛すぎて辛すぎてずっと泣いてました。

部屋からすすり泣く女の声が聞こえていてさぞ怖かったと思います。

なかなか産まれないのでLDLから奥の部屋(多分普段使ってない)に移動。

 

19時37分

夕食が出ましたがほぼ食べられませんでした。これにデザートがあった気がしなくもありませんが当然食べられず。

夜の助産師さんが食事を下げに来た時に子宮口チェックをお願いしました。

すると破水!!何かがお腹の中ではじけた感じでした。

ちょっといきんでみるように言われていきんでみるとずっと上にいた赤ちゃんが少し下がったとのことでここからはいきむように言われました。

希望が見えてきて、ここからがんばるぞ!!と急に前向きな気持ちになりました。

夫も呼んでよいとのことでLINEしたら、ずっと家で待機してくれていたようですぐに来てくれるとのことでした。

いよいよ出産!

出産1時間半前

破水の後はひたすら痛みが来たらいきんで…を繰り返しました。

夫が到着して、応援してくれたりうちわであおいでくれたりいろいろサポートしてくれて本当にうれしかったです。

特におしりをテニスボールで押してくれると痛みが和らぎました。

原理はわかりませんが、本当に痛みが半分ぐらいになるのでやってもらえて良かったです。

頼れる助産師さんのサポートによりどんどん出産が近づいていくのを感じました。

 

出産1時間前

痛みがどんどん強くなっていきました。

院長先生が来て、助産師さんは出産の準備でばたばたしながらですが呼吸法をアドバイスしたりして出産まで導いてくれました。

夫も頑張ってくれています。

私はもう痛みで我を忘れかけながら最後のひとふんばりと思いひたすらいきみました。

 

出産直前

いきんでいると頭が出口に挟まっている感覚がしました。

どう考えても限界を超えた大きさで絶対に裂けるなって感じでしたが、お腹の痛みが強すぎてそんなことどうでもいいから早く出てきて!といきみ続けました。

途中先生が「切るね~」と言って会陰切開され、切った瞬間ジョキン!と音がして痛みは若干あったような気はしますが、こちらもお腹の痛みが強すぎたのでどうでもよかったです。

最後のいきみで頭が出て、肩がつっかかり、それが先生の手によりするっと抜けました。

 

産まれました!!

必死でいきみ続けていると助産師さんの「産まれましたよ!見て!」の声がしました。

ぱっと前を見ると赤ちゃんをあげて見せてくれました。

終わったんだ…と本当に安心しました。

その光景は今も目に焼き付いています。

産後の処置

妊娠中に私が恐れていたのは会陰縫合でした。

先生は丁寧に傷口を縫ってくださったので痛みは殆どありませんでした。

麻酔もしてもらえました。そして溶ける糸なので抜糸の必要もありません。

出産を控えている方は安心してください。

そのあとは2時間LDLで様子を見て、自分の部屋に行きます。

私はその時点で夜中だったのでそのままLDLで一晩寝ました。(この場合きちんと1日分の部屋代は値引きしてくれていました。)

 

和痛分娩はやめました

私は結局和痛分娩はしませんでした。

理由は+8万円の経済的理由と、一度出産の痛みがどんな感じなのか経験するのもありだと思ったからです。

ただ陣痛中に再度、和痛分娩同意書を渡されていたら値段が倍だったとしても即答でお願いしていたと思います…

 

提出したバースプランはほとんど意味がなかった

バースプランには

・出産のときはできるだけ誰かに一緒にいてもらいたい

・夫にサポートの仕方を教えてほしい。

と書きました。

コロナの影響で最後の1時間しか夫が来れないことはわかっていたので不安で、できる限りでスタッフの誰かにいてほしかったのですが、24時間の陣痛中、正直全く一緒にはいてくれませんでした。

ただひたすら一人で痛みに耐えました。

助産師さんは数時間に1回来て子宮口チェックするだけでした。

滞在時間は5分以内。

本当に助産師さんが部屋にいたのは出産直前1~2時間ぐらいだけでした。

忙しいにしても心細いし進捗状況がわからないし、いつまでこの激痛が続くのか…ということもあり精神的に辛かったです。

無理なお願いだったのなら提出した時に教えてほしかったです。この病院で不満だったのはこの1点だけでした。

ただしこの1点が産後メンタルの私には入院中もずっと尾を引いてました。

(出産直後に助産師さんから、全然行かなかったのはまだまだ産まれないってナースステーションで話してたからだよ~!みたいなことを言われました。バースプランとは。)

 

夫にサポートの仕方は教えてくれていたのか?

そこに気を配っている余裕がなかったので覚えていません。

ただ夫はがんばってくれていました。

 

バースプランがかなわなくて良かったことも

その反面、へその緒カットは夫の希望で自分ではなく助産師さんに…とのことでバースプランにチェックしていましたが、(サンタクルスではへその緒カットを夫がしても良い)生まれた直後そのまま夫にはさみを渡してくれて、夫もそのまま場の雰囲気にのまれてやってくれました。

これに関してはバースプラン通りじゃなくて良かったです。

これらのことからバースプランは意味がないのだなと感じました。(他の病院もそうなのかも知れません。たまにバースプランは意味なかったと聞きます。)

これから出産される方はバースプランに書いたからと安心せず、希望は口頭でその都度伝えたほうが良いと思います。

 

出産を経験できて良かった

陣痛出産を乗り越えられて大変で辛かった分、産まれた時の感動とやり遂げた感は人生の中で本当に大切な思い出になりました。

色々ありましたが、出産まで導いてくれた助産師さん、安全に出産させてくれた先生、付き添ってずっとはげましてくれた夫には感謝の気持ちでいっぱいです。

これを乗り越えたら並大抵のことは乗り越えられるんじゃないかと思えるほど、貴重な経験でした。

(またもう一度したいとは思いませんが…)

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